俺たちの進化について 7


一つの賭けをした 僕に勝ち目などない
賭けが僕を侵食し 僕は僕でなくなる

賭けの行方さえ今は 覚えていない




  第七話 部内恋愛進歩



 進歩していくのがいい事だとは思わない。
 だが、恋にスッテプは付き物だ。
 恋から愛に進歩して・・・。


 愛してる・・・・・本当に・・・・・愛してる・・・・君だけを・・・。


 「手塚、不二は・・・・・。」
 部室内で立ち尽くしている手塚に声かけた。 「乾。」
 「手塚、不二は如何したの?」
 「・・・出て行った。」
 不二となにかあり、手塚は今傷ついている・・・それはわかったけど、英二は大切な友人だから手塚には知っていて欲しかった。
 「手塚に分かれとは言わないけど・・・英二を責めないで欲しい。英二は不二の思いに気づいてないし英二だって決して傷ついてない訳じゃないんだ。」
 手塚は無言で顔を上げると俺を見つめた。重苦しい沈黙が二人を包む。

 「すまない。・・・分かっていたんだが言わずには居れなかった。」
 「手塚を責めている訳じゃない。ただ英二のことも大事な友人だから。」
 でも今は英二よりも手塚を放って置けなかったんだ。
 ・・・手塚が俺の中で大きな存在になり始めていた。
 「英二、ごめん。不二が見つからない、部室に鞄がおきっぱなしなんだ。」
 「乾、俺探しに行ってくる!」
 「いや、部活が終わったら届けて欲しい。その方が・・・。」
 「分かった。」
 英二はジッと俺を見つめてから少し考えるそぶりを見せたが最終的には何も聞かずに頷いて、笑顔で話をかえた。
 「それで手塚は大丈夫だった?」
 「英二。」
 英二が俺の細かい心情をわかっていたことに僅かな驚きを表した。こんな時英二には勝てないと思う。
 「乾の顔色悪いんだもん。手塚も不二も何かあったんでしょう。俺には言えない事なのかも知れないけど・・・何でも言ってよ。聞くぐらいはできるからさ。」
 英二は悪くない。いや、誰も悪くないのに皆、痛みを増やしていく。
 これが恋の形なのか?俺が見つけたかった答えなんだろうか?

 「英二、ごめん。」
 「何が?」
 「・・・なんでもない。」
 「なんだかよくわかんないけど!楽しみだね。明後日の遊園地。」
 「ああ。」
 英二、ごめん。そして、ありがとう。


 英二は部活が終わると同時に帰っていった。不二の鞄を届けるというよりは不二に会いに行ったといった方が正解だろう。
 一人で片付けの指示を出していた手塚に俺は近づいて声かけた。
 「手塚、一緒に帰らない。」
 「いや、今日は鍵当番なんで遅くなる。」
 「待ってるよ。」
 話したことがあった訳じゃない。ただ一緒に居たかっただけ。
 「乾、すまないが一人で考えたいんだ。」
 「いいよ、考えて一緒に帰るだけだから。」
 俺の言葉に手塚はメガネの奥で驚きを表した。
 「・・・・・・・・。」
 「一緒に帰るだけだよ。手塚はなにも話さなくていい。」
 手塚との距離がまだ上手く掴めない俺は英二の真似をしてみた。俺が英二にしてもらって嬉しかったことを手塚にしてみた。

 きっと手塚も・・・・・・。

 「乾、ありがとう。」
 手塚は目を伏せ、俺に礼を言った。まるで俺が英二にしたように・・・。


 ほら、やっぱり英二には勝てない。


 「手塚、明後日の約束、覚えているかい?」
 「ああ。」
 「楽しみだよ。」
 「・・・・・。」
 手塚は少し照れたように顔を反らして小声で“こう”呟いた。
 “ああ、楽しみだ”と・・・・・。







言い訳
 マジッすか!!
 乾ってば早速手塚を操ってるよ〜〜〜。
しかもまたラブラブだし。
 こんなのばっかり?辛い系担当は不二だけ?
今回は嫌って程手塚がおいしい思いをしている感じがする。
 しかもやっぱりHANAKOは英二至上主義vv
英二なくしてテニプリは語れないんですよね。
英二がいい役どころでナイト!!
 HANAKOの話ではやっぱり英二が一番vv





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