俺たちの進化について 8


全体の何割の人々が幸せを手にしているだろう
幸せが平等に分けられていたらなら
幸せ率は百パーセントな筈 

けど幸せは 僕には訪れていない




  第八話 部内恋愛解剖



 チャンスが欲しい。
 僕の想いが届くようにチャンスをください。


 不二の行き先が気になり俺は、練習の終わりを告げられると同時に学校を飛び出していた。
 とりあえず不二の家に直行してみたけどとても居るとは思えなかった。
 「周助くん、いらっしゃいますか。」
 「あら、菊丸くん。周助まだ帰ってないんだけど・・。」
 案の定不二は帰ってなくてちょっぴり心配そうなおばさんが申し訳なさそうに答えてくれた。
 「そうなんですか!!じゃあ行き違いになっちゃたんだ!スイマセン。」
 俺はおばさんに心配かけないように当り障りのない事を言って不二家を後にした。


 不二の行きそうなところ・・・あそこかもしれない、でも・・・。
 不二が一人になりたいとき必ず行くところ。
 俺だけにそっと教えてくれた秘密の場所。
 いつも思っていたことがあった。不二はあそこで誰かを待ってるんじゃないかなって、だから俺が行っても邪魔なのかも知れない。
 不二はあそこに居る時だけいつもとは違う辛い表情も見せる。でもときどき思ういつも通りでいることの方が辛いのかな・・・。
 俺は不二のことなにも知らない。


 “右手と左手があったとして、君が右手なら僕は左手になりたい”
 不二の言葉を思い出した。
 どんな意味がこめられていたのか今でもわかないけど、その時俺は不二とずっと一緒にいれたらいいなっと思ったんだ。


 思ったとおりの場所に不二は一人座り込んでいた。
 「やっぱ、ここに居た!」
 不二が振り向く前にどさっと音を立てて不二の横に座り込んだ。
 「・・・・・・・・。」
 不二は驚くことなく無言で英二を見つめた。
 「不二が部活サボるなんて珍しいよね。俺がサボるなら誰も驚かないけどさぁ、不二がサボるのなんて考えられないもんね。」
 俺が一人話していても不二は何一つ言葉を発しなかった。
 「不二、鞄。ちゃんと持ってきて上げたんだから、感謝してよね。」
 ちょっと偉そうに笑いながら言うと不二はやっと笑ってくれた。
 「不二〜ジュース飲みたいな〜。」
 「いいよ英二。けど缶で我慢してくれる?」
 「しょうがない缶で手を打ってあげるよ!」

 不二がまた笑ってくれて本当はそれだけで十分満足だった。


 「不二、覚えてる?明後日の遊園地。」
 ジュースを一口飲みながら思い出したように不二に話し掛けた。
 「もちろん、覚えてるよ。」
 不二もジュースを片手に微笑んだ。
 「でもさぁ、なんか一緒でいいのかな?乾と手塚だって本当は二人っきりで行きたいんじゃないかな?」
 「そうだね・・・。」
 「こういうのはどう?最初っから行かないって言うと乾は行かなそうだから途中で二人だけにして消えちゃうってのは?」
 「えっ?」
 「だからよくあるじゃん!お見合いとかであとはお若い二人で〜って奴。」
 「ああ、なるほど。それはいい考えだね。」
 「でしょっ!!」
 不二と二人で明後日の事を相談し、その日は別れた。



 そしてまた、明日がやってくる。
 右手と左手があったら、俺が右手で不二が左手。







言い訳
 誰だこれ?そしてなんだこの話?
 不二さんがへんだ。英二も変だ。まともな人いるか?
 右手、左手なんだかなぁ〜〜〜。意味不明?
 英二が不二を気になりだしているのかただ単に
友人として一緒にいたいのか結構微妙なところだと思います。
 この話はや八話となってきました。
 恋本気の後話というご意見を頂きましたが恋本気より
爽やかで意味不明だと思っとります。
 目指すはビバヒル。ビバヒルも爽やかに意味不明でした。
 コンセプト通りに進んでると喜ぶべきか?喜ばざるべきか?
本当に微妙な作品となりました。
 無駄に長い言い訳で長さを稼いでる今日この頃でした。





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