| 俺たちの進化について 5 |
大人ぶって物分りのいいふりも 善人ぶって理解者を演じる事ももうしない 君さえいれば いつでも正直に生きられるから |
第五話 部内恋愛喜劇 恋、敗れるとき。 僕の恋は本気だったと気づくのだろうか? 「すまない乾。随分、待たせたんじゃないか?」 「いや、読みたい本があったから気にならなかったよ。」 「そうか。」 「帰ろうか。」 「ああ。」 二人は並んで歩き始めた。日は沈みとうに影などなくなっていた。 「実は二人のこと英二に話したんだ。」 「菊丸と仲がいいのだな。」 「まあ、一、二年と同じクラスだったからね。」 「そうか。何か言っていたか?」 「本当に好きなのかって聞かれた。」 「・・・・・・・・・。」 「英二には隠し事しても無駄だから正直に言った。まだわからないって。」 「・・・・・・。」 「でも手塚のこと、恋人になれるように努力したいんだ。」 このとき乾は本気で手塚のことが好きなんだと思った。 手塚は無言で乾のことを見つめていた。 「英二が言ってた。彼女のこと本当に好きかわからないと・・・俺と似ているって・・・でも俺は手塚のことをちゃんと恋人と思ってるから。」 「乾。」 手塚は一歩踏み出した。乾との距離を詰めるために・・・。 「手塚・・ここどこか知ってる?」 手塚が何をしたいのかわかった乾は先手を打って呟いた。 「・・・・知っている。学校だ。」 「そうだよ。帰ろうか。」 「・・・・そうだな。」 とりあえずキスを阻止できた乾だったが・・・。 乾は本当に手塚を好きなんだろうか? 「英二、デートしないか。」 「はっ?どうしたの乾?勉強のし過ぎでとうとう頭にきちゃったの?」 英二は乾の額に手を当てると熱を測る真似をした。 「違う、デートはデートでもダブルデートだ。」 「ダブルデート???誰と?」 「俺と英二と手塚と・・・・。」 「もう一人はもしかして俺の彼女??」 「いや、それはあれなんで・・・不二に。」 「不二?どうして?」 「友達同士を装うから・・。」 「ああ〜。それってもしかして乾、手塚と二人っきりだと恥ずかしいから付いて来て欲しいんじゃないの?」 「・・・そうとも言うかな。」 「そうとしかいわないっしょ!・・・それにしても結構二人とも初初しいんだねvv」 まさか乾も英二にからかわれる日がくるとは思いもよらなかっただろうに・・・。 「三人だと・・半端だからね。二対二で丁度いいだろう。」 「確かに乗り物は大体二人乗りが周流だけどってまさか遊園地?」 「そうだけど。」 「手塚と乾の初デートが遊園地?!似合わない〜。」 英二が楽しそうに乾をおちょくっている姿は、全部員にも異様に写ることだろう。 「菊丸。練習を始めろ。」 「うわっ!手塚、今の話し聞いてたの?」 「話し?」 どうやら乾の手助けにきた訳じゃないらしい。デートの話も知らないのだろうか? 「えっと・・あ、不二が来た!!じゃね、乾あとは二人で話してよ!」 「あ、英二まだ話が・・・。」 残された乾はなんとも言いがたい表情をしていた。 「不二〜。ちょっといい?」 部活にやってきた不二を捕まえた英二は、不二に抱きつかん勢いで話し掛けた。 「英二・・・如何したの?」 「不二、デートしようvv」 「はいっ?」 罪な英二の笑顔の誘いを不二が断れる筈もなかった。 悩める青学の中三ズはこうして眠れぬ夜をすごすのだった。 |
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言い訳 言い訳というかつけた足しというか・・・解説っす。 悩める青学中三ズとは菊丸以外の乾貞治、手塚国光、不二周助のことです。 今回のダブルデートのことじゃあ英二は悩まないでしょうな・・・多分。 しかしなんだかんだいって乾と手塚ってかなりラブラブじゃないっすか・・・・・。 びっくりだよ本当・・もっと痛い系の話になるかと思ったのに・・・ 脇役の筈の不二さんと英二の方が痛いじゃん。 しかも乾塚と塚乾って全然違うんですよね。乾が攻めの時って乾は英二以外に すっごい冷たいんです。でも塚が攻めに回ると塚が不器用な分乾は半流されというか、 ああしょうがないのかな〜みたいな感じになるんですよね。 塚乾ってお似合いかも・・・・・・でも二度と書かないと思うけどね。 だってわたくしの本命は乾菊だもん! |
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