俺たちの進化について 1



人間の進化論を分析してみた
出鱈目な人間を解析しきる事は難しいが

彼の目に俺はどう映る?






   第一話 部内恋愛進化論



  アイツから向けられる感情、それは決して好意的なものでない。
  執念の欠片。

 これは日常の一ページ。
 しかし、若者の日常はえてして複雑で奇怪なもの。それは若さ特有のもの、若さとはかくなりけり。

 「試合中に感情を見せることは別に悪い事じゃないよ。」
 「それは乾の自論?」
 英二はいつものように乾の横の座るとラケットを弄びながら聞きかえした。
 「特にテニスはメンタル面が大きく左右する競技だからね。」
 「それってでも感情を大っぴらに見せるってことは諸刃の剣でもあるわけでしょう。」
 「必ずともそうとは限らないよ。」
 「そうかな〜。あ!でも手塚や乾でしょ、それに不二やおちびや大石も何気にポーカーフェイスだから少しぐらい出してもいいんだよ。俺なんかいっつも出してるからこれ以上は出せないよ!」
 「そう言うが英二が一番ポーカーフェイスだと思うけど。」
 ノートに書き込みながら何気なく呟いた乾の一言が英二には引っかかった。
 「乾それってどういう意味さぁ〜?」
 「一見、誰にでも心を許していそうで本当は誰でも彼でも自分のテリトリーに入ってくるのを制限している。」
 「・・・・・・そんなこと・・・・。」
 「・・。」
 「大丈夫だよ!今は乾もちゃんと俺のテリトリーに入ってるから!!」
 乾が言うより早く英二がそう叫ぶと掛けていってしまった。
 乾は自分の苛立ちにより言い過ぎてしまったことに対してなんともいえない気まずさを覚えメガネを押し上げた。

 ―――英二への完全な八つ当たり・・。

 自分がイラついていること嫌と言うほど自覚している乾は英二の背を見つめ自己嫌悪に駆られた。
 乾が謝るためにベンチを立とうとした時・・・。
 「乾。」
 「不二。何かよう?今・・ちょっと。」
 「話があるんだけど。今じゃなくていいよ。」
 「悪いね。英二を怒らせちゃったから。」
 「英二を?」
 英二が不機嫌そうにテニスをしている姿をみて不二はなるほどねと呟いた。
 「完全に俺が悪いんだけどね。」
 「そうなの。なら早く謝った方がいいよ。英二はああ見えて意外と頑固だからね。」
 「そうだね。じゃあ、後で。」
 

 「ももー!それぐらいちゃんと拾えないともう二度とダブルス組んであげないからね!」
 「そんな〜、エージ先輩!どうしたんっすか?なんか荒れてますけど俺なんかしました?」
 桃城は自分が何かしでかしたのかと冷や冷やしながら呟いた。
 「桃っいいから次!」
 「はい!!」
 第一被害者桃城は何が何やら訳も分からぬまま冷や汗をぬぐった。

 「英二・・・。ちょっといいかな。桃城、悪いけど英二を借りるよ。」
 桃城は英二の機嫌の悪さの理由を悟りさっさと乾に任せ退場した。
 先程のことですぐに謝りに来た乾を英二はぶすくれた顔で睨んで呟いた。
 「・・・なんだよー・・・・。」
 「言い過ぎた。八つ当たりしてしまった。」
 「・・・別に・・しゃくだけど乾の言ったこと当たってるし・・・。」
 「テリトリーなら誰にでもある。」
 「乾にもね。俺のテリトリーは乾より広いもん。」
 「そうだね。ごめん。」
 「イイよもう!乾がそんなに謝るの返って不気味だし。」
 英二はそう言って笑いながら背を向け、先程の練習に戻るために桃城の元に歩いていった。


 「乾、良かったね。あと引かなくて。」
 「ああ、不二・・・。英二はあまりあと引く性格じゃないからね。」
 「そうだね。」
 不二がニッコリと笑って答えるのを見て乾はまたメガネを押し上げた。
 「それで、不二の話って?」
 「もういいんだ。」
 「そう。」


 乾が歩いていくのを見送ってから不二はそっとため息をついた。
 「不二、どうだった?」
 「どうって?」
 不二は振り向き、背後から声をかけてきた大石に聞きかえした。
 「乾はあのこと何か言ってた?」
 「聞かないことにした。」
 「どうして!」
 「やっぱり乾にはいえない気がするんだ。大石、心配なのは分かるけどやはりこういうことは他人が口出しするべきじゃないんじゃないかな。」
 いつもの笑顔で付け足すと不二は再度ため息をついた。
 「不二がそう言うなら・・・。」
 納得し切れていない表情で大石が呟く。
 「大石、それにこれ以上首突っ込むと馬に蹴られてしまうよ。」
 「そうだね。」



 「あとは当人しだいなんだよ。」
 不二はそう呟き乾ともう一人の人物を交合に見やった。







言い訳
 訳分からない作品を書いてしまった。
 確実に続きを読まないと意味がわかりません。
しかも今のところ菊はこの話的に全然、関係ありません。
 乾菊かしら?と思ったらそれはミスリードっす。
この話の上での乾と菊丸は完全なるお友達!親友?そんなスタンスです。
 これは乾とまだ登場していないもう一人の人物とのすれ違い恋愛話っす。
 しかもラブラブにはならない予定。
でも続きでは菊丸と誰かさんの恋愛話も入ってくる予定だけどねvv
 て言うかそれが主?そんな勢いで書いていきたいと思ってます。
 お楽しみにイ〜。





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